似顔絵に「情熱 熱」と書かれた恋のお話

昔、似顔絵を描くのが上手な男の子と付き合っていました。

かなり昔のお話です。

 

まだインターネットとかもなく

メールもなく

携帯はわたしだけが持っているような時代です。

河原で出会って、一緒に花火などをして、ラーメンを食べて意気投合し、

仲良くなり

赤い原チャリでわたしのうちまでよく逢いにきてくれました。

その子がある日、コースターにわたしの似顔絵を描いてくれました。

 

そこには

 

情熱

という二文字があって

 

これはどういう意味かな?と聞くと

いつも二つのイメージを描いて渡すんだけど

マチャコは、困ったことにこの二つのイメージしかなかった。

 

と言われてしまいました笑

 

せめて一つは変えてみたい気もしたが

考えてもどうしてもこの二つだったとその子は言いました。

二人で色々なところに行ったし、

最初はものすごく仲良しで、

 

しかし彼もすごく情熱家だったので

本当にいつも喧嘩ばっかりしていました。

 

お互い子供過ぎて、わたしは本当にひどい事も言い、

最後はマチャコは振られた形でした。

 

色々な間違いがあった恋愛で、傷つけ合ってばっかりでした。

けれど

 

彼がくれた

 

情熱と熱は今もわたしが持っているから

 

やっぱり彼はわたしをよく見抜いていたということですね。

ありがとう。

 

今となっては、あんな激しい恋物語は二度としたくないのですが

お互いに一生懸命に傷つけ合ったことは

嘘ではないし、そうすることでしか自分の意見を相手にぶつけられなかった。

そして今はそんなことはわたしにはできない。

人は、やっぱり

年月を経て、辛いことを体験して、変われる部分があるんだな。と悟りました。

 

そんなことを20年ぶりに思い出していました。

あの頃は大好きだったけど

やっぱり20年経てば人は変わる。

永遠はないけど

その瞬間は間違いなく本物なんだな。

 

お互いに傷ついた分、

痛みを学んだと思う。

誰かに優しく出来ているといいね。

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ABOUTこの記事をかいた人

asaimasako

MACHAKO(浅井雅子)です。ポルトガルの大衆音楽ファド(FADO)を歌っています。 行動力と溢れ出るパワーで生きています。フラメンコ・サンバ・サルサも大好きです。ギターとパーカッション命。好奇心いっぱいに生きてます。