毎日ファドの現場で歌わせていただける幸せと恐怖。

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今回のリスボンで初日はマカオでお世話になったポルギタリスト、

パウロ氏のいるパヘイリニャアルファマで歌わせていただきました。

とっても家庭的で楽しいお店。ファディスタも皆様個性的でかつ素晴らしい声で大満足。

その後もfb_img_1477845605753

老舗であるカフェルーゾ。

こちらは毎年歌わせて下さる。とっても

静かで素敵なお店です。

ギタリストのセルジオには2008年からずうっと見守っていただいております。。。

今回この日別の場所で偶然会ったときに

 

マチャコとはもう二十年前から知り合いな気がするぞ。と言われました。

わたしがたった一人でリスボンで修行中に何度も辛い気持ちになったとき

いつでも弾いてくれたことを思い出します。。。

セルジオに弾いてもらうファドはその年月が身体中に染み入り

心からありがとうって言いたくなる歌になるのです。

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そして↓ 今回初めていった素敵なお店

ファドエンシ アルファマの入口

クルベドゥファドの正面にあります。

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この男性はジョルジュさんです。とっても美しい歌声で

心が洗われるような歌を聞かせます✨

歌い終わった後に

君のその声はどういった発声練習をして出ているのか?と聞かれました。

彼はオペラのような発声法で私は完全にストレートボイスしかも日本人の

声ですから珍しかったのでしょう

この日は往年のファディスタのかたや詩人の女性に見守られ

突然オーナーより

君歌ってみなさい❗と指名され歌いました。

暗いはしけの日本語とポルトガル語ミックスを含め3曲も素晴らしい空間で思いっきりうたい。

皆さんが楽しんでいる様子がとても伝わりました。

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そして昨日は懐かしいカルドヴェルデ

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とってもシンパティコな皆さん❗

かつ。この日のファドはとーーーっても良かった。

あんなに静かで美しい空間も滅多にない❗

 

dsc03030毎日がとっても充実。

でもね。私はこれしきで

幸せです❗だなんて綺麗に終わらせたくない。

6回目のリスボンでは私の歌う前の緊張が最高潮で

常に歌いながら

 

なんと

頭痛がしています。

 

ポルトガル語が少しはわかるだけに

自分のステージがどういう判断となるものか。と

怖いのです。

ファドは言語や国の違いで思いがどう伝わるかを今回は確かめたかった。

ただファド歌手として伝統的にファドを伝えていく人。

というのだけで日本人としては足りないと感じている私。

常に自分は

エンターテイナーでいたい。

与えられた10分は私のステージですから

お金を払ってカーザデファドに来ている人を喜ばせたい一心です。

最近は日本語が入った

歌詞をもってファドを歌いに行きます

9年前からファドを聞き始め。

冷静に客観的に考える。

日本人がリスボンでファドを歌うのは

ポルトガル人が日本で河内音頭を歌うようなもの。

どんなに発音が上手でも

やっぱり私の国。日本の

日本人が似合う音楽ではないという事実。

 

「暗いはしけ 」の歌詞は

ポルトガル語と同じリズム感で歌える言葉をえらびました。

今日は私のその歌に関して

コメントを朝にいただいたのでここにのせたく思います。

そこには

二つの言語が共存するあなたのファドは

理にかなっていてセンチミエントとともに

わたしには好ましく楽しく伝わった。

また次回に一緒に演奏しよう。

とありました。

私はここに書きたいことは山ほどありますが。

まず。自分がこういう歌を歌いたい

伝えたいと強く念じない限り

こういう結果には決してならなかったと思ってます。

 

日本でも日本語のファドは嫌いだといってライブに来ていたお客さんから

同じような感想をいただいたばかりです。

帰るときにはまた日本語が入ったファドを聞きたいと言ってくださった。。。。

 

答えは。

ファドはポルトガル人

のものです。

しかしそれをどうやるかは

常に自分次第で

考えていきたいということなのです。

正しいファドを伝えることももちろん大事ですが

オリジナリティやその人の歌、

最大のインパクトになりうることは

もっと大事です。

この辺りうまくかけない部分はあるけど

私はこの事だけじゃなく

私にしか出来ないファドをもっと追求したいし

やっぱり日本でも長くお客様に楽しんでいただくため

常に変化する自分を

楽しみたいです。

いつもいつも熱いですが

私は負けたくありません。

今までの人生を根こそぎ変えたい位。

歌は大好きです。負けず嫌いだし

このままでは嫌です。

日本に帰ったら新生活も待っており

さらに歌に集中したい。

リスボンにはそこへ向かう道しるべが確かにあります。

歌っているときは自由であり同じくらいに緊張します。

でも6回目のリスボンで今までにないものを感じています❗

それは静寂がやってくる瞬間そのものの時間です。

私はその静寂が来るのを今回は肌で感じ取っています。

それはとっても美しくはかなく

何物にも変えれない時間です。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

asaimasako

MACHAKO(浅井雅子)です。ポルトガルの大衆音楽ファド(FADO)を歌っています。 行動力と溢れ出るパワーで生きています。フラメンコ・サンバ・サルサも大好きです。ギターとパーカッション命。好奇心いっぱいに生きてます。