ファドの沸点 その2)

世の中

まあ、これくらいでいいか~~~

ここまでできればまあ満足~~~

平和なくらいがいい!

緩くても幸せ!

 

とか、

 

なんていうか

力抜いてこれくらいできたら大体オッケーっていう

ものがあると思います。

 

これ私が、ファドに出会う前に日本の多くの音楽で

感じていたことです。

 

自分はもう、それが嫌で嫌で、ファドに出会ったんだと思うし、

ファド以上に燃えられないものを一切やめたのも

この時期です。

またフラメンコやサンバにも出会って

 

いままでの

自分がいた

 

これくらいでいいか。の世界が

全然だめだと気が付きました。

 

本当に遅い出会いだし、

何やってたんだろうって思う。

 

でもわかってよかった!!!!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

なんかね、それまでの私のライブのイメージって、

どこかしら

120%突き抜けた気がしないものが多かったんです。

 

自分がやるにしても、人のライブを見に行っても

 

突き抜けてこれでもか~~~~っていうものが感じられなかったんです。

 

でも2009年のポルトガルで、突き抜けた歌唱を何度も私は目にしました。

そして

 

このままじゃ一生終わっても後悔ばかりだ。

と気が付きます。

 

気が付いたはいいが、どうやって突き抜けようかと考え始めます。

 

それまでキューバ音楽の世界にいましたが、

キューバでサンテリアの、今にももうどうにかなりそうなくらい

激しい神様の踊りを見ることとか、

ライブを見に行って、バンドが止まらないくらい盛り上がってもう

このまま永遠に演奏し続けるのかくらい感じて

 

ようやく

今ここに生きているんだなって感じ取るくらいの感覚の私には、

日本での、さまざまな普通にある音楽やダンスはもう物足りなくなっていました。

 

でも2009年のファドで、

レニータジェンティル他、アナマリア(黒人ファド歌手)

いろいろな魂を感じて、

 

このまま人生終わりたくないと思ったんです。

 

今考えても答えがあるのですが

その答えの一つは

 

日本人は正しいものをやりたがる。

ということ

 

そして

枠にはまった中で上を目指す

ということ

 

新しいものは認めない

ということ

 

そういう民族であるということ。

 

でも、それではきっと

突き抜けるものは生まれないなと悟りました。

 

ただ2009年の私にはまだ実力もない、

 

だから三年間修業と思って、日本で

数多くのライブ(多いとき月15回)

をやって、持久力をまずはつけ、

楽曲を増やしたのです。

 

質より量と信じ、行動しました。

 

あの時期は本当にすごかったです。

 

誰も知り合いがいないのに

大阪にファドとオリジナルのライブをしにいくために

たった一人で2日間でいくつものライブを決めてきたりね。

(熱中症と飲みすぎで最後倒れましたけど)

 

いつでも真剣勝負で挑んでいました。

 

今考えると、年を考えてもまったくもって

体力があったからだなあと思いますけどね。

 

でもそういった経験は積み重なって

私の声に+されましたねえ。。。。。

 

とにかく私が目指すファドの世界は

なかなかいい、とかじゃなくて

 

突き抜けたい何かなのですから。

 

そのためには地声のパワーや

高低音の深み

裏声なんかださずに高音をキープし、

男性なみの低音を身に着ける。

 

そうしないと

レニータみたいにすごい声にはなれないぞ!!!!!

 

 

私にとってのファドの巨人はレニータジェンティル。

 

信じて、毎日を過ごしていきました。

 

平和とか安全とかゆったりとか安定とかは

 

捨てないと得られないと思って

やりました。

 

あの10年前を思うと、本当に頑張ってたなあと思うけど、

 

どっこい今のマチャコも違う意味で必死に頑張っていますね。

 

必死になってなにかやると、

その行動や体験はかならず声に乗ります。

 

本当に変えていきたい。

こんなんでいいわけがない。

日本でファドを変えていきたいと願い願い

 

日々を過ごしました。

沸点を目指して、沸点にいきつくまで、

自分がファドを歌わねばならないと

自分に課しました。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

asaimasako

MACHAKO(浅井雅子)です。ポルトガルの大衆音楽ファド(FADO)を歌っています。 行動力と溢れ出るパワーで生きています。フラメンコ・サンバ・サルサも大好きです。ギターとパーカッション命。好奇心いっぱいに生きてます。