日本人ファド歌手浅井雅子・初めてのポルトでのファド挑戦 その1)

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11月6日から9日まで、ポルトガルの第二の都 O PORTO(ポルト)に行ってきました!

3度目のポルトです。

いつもは、このドウロ川の素敵な夜景を味わって、ポートワイン飲んで、

のんびりして過ごしたところですが

今回の私の目的は違います!

今回の目的、それは

ポルトのファドの現場で自分が歌うということ

実は、前日の夜のサルサイベントで深夜3時まで踊っていたわたくし。(元気だね)

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キューバ人DUOのライブにギロで飛び入り参加を決めたワタクシ

14962546_1505066009510870_3032186464571770081_nとなりに座った楽しいおじさまに声をかけて

「実はファドを歌っているんだけどポルトで滞在中にファドが歌える場所はないでしょうか?」

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この笑顔のおじさまが

「よ~~し!俺の知り合いのミスターファドに聞いてやろう!」と夜の21時に約束してくださり

ミスターファドは深夜の1時過ぎにサルサの現場に呼ばれてきた!!!(ホントの話)

そしていかした紳士のミスターファドが私に言った。

「日本のお嬢さん。火曜日に、リオデゥオウロという、ドウロ川の大きな橋のそばの店に16時半にいきなさい。そしてアリスという女性に歌いたいことを言うんだ。」

メモに、それだけ書いて渡される私。

そう。

たったそれだけの情報で!(笑)

 

そのお店に行ってきました!

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まずここに到着までが大変。

だって住所も何も知らないんだもの。

タクシーに乗ってメモを見せたら運ちゃんが私に言う

「え?この情報しかないの???」

・・・もうすでに走り出してから言われても・・・

「これしかないです。この橋のそばだと聞いたので」

「さすがにこれだけじゃ~~~~」

 

そりゃそうだ。。。。

ところが私は知っていた。ここポルトは

Wifi天国だということを!!

道路渋滞を逆手にとって、タブレットを取り出し

どこかでつながるのではないか?と電波を探す。

赤信号!そのとき電波がつながった!!!

そしてお店の情報を探そうとしたその時に!!!

メールに一通のメール着信!

そこになんと!!

日本人の知り合いからその店の

情報がまさに送られていることを知った。

HP発見!

住所発見!

タクシーの運ちゃんに見せる私。

「おおお!!これならわかるわかる」

と無事に到着しましたとさ。

 

すごい綱渡りでしょ。

 

ついてみると、中には60人は集まってるのではないかと思われる

ファドファンのポルトのひとたちがわんさか。

せまい店内はぎゅう詰め。

入店同時に注がれる

「どうしてここにアジア人が???」という全員のすごい視線。

そんなのには慣れている私。

私は司会進行のアリスさんを探した。

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忙しくてどうにもこうにも注文が間に合わなさそうに

ばたばたしていらっしゃる・・・

こういう時は話しかけてはならない。

一人でビールを飲んでいると

おじいさんが声をかけてきた。

「どうしてここにいるの?」

(そりゃそうだ・・・)

「私はファド歌手です」と答えても

きょとんとしている

「本当です!」

と言って歌える曲目を見せる。ざっと30曲以上のそれを見て

おじいさんの目が変わってギタリストに紹介するから

と外に連れ出される。

ギタリストさんたちは、「歌いたいならアリスに言わないと!ちゃんと自分でいいなさい」

と私に告げた。

「言いたいけど、忙しそうだから・・・・・」は通用しないと見た。

そんなこんなでファドが始まってしまった。

ようし!

私は奥の手を使うことにした。

それは

メモに自己紹介を書いて、アリスに手渡す作戦だ。

しっかりと書いたそのメモを

「アリス!」と呼んで渡す。

呼んだアリスの顔色が変わる。

「???????まじ??????」

という顔をしている。

そしてあたふたと、厨房から抜け出して私の横に来て早口でこういった。

「今日は途中休憩をはさんで二回ファドをやるから、2回目まで待ってなさい!

呼んだら歌うのよ、いいわね!」(←おそらくこうだ)

「わかった。私待ってる!!!!」

第一回目のステージが始まり、

年を重ねた方々が味わいあるファドを歌う。

ファドヴァディオは、プロの出演はないけれど本当にファドが好きなんだよという

年輪を感じる声を聞ける場所。

そしてお客さんの聞き入る態度がとっても素晴らしい。

若者もたくさんいて、10代の女子までがポルトガルギターを弾いている!!

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1ステージ目は無事終了。

私は、カウンターから席に移動した。

その席は8名くらいが座れる席でそこのお客さんは1ステージ目で

帰ってしまったからだ。

 

座ったとたんにおじさん軍団が私を囲む。

「さて。日本の女性。あなたは本当にファドを歌えるのかい?」

という題目でのテスト!のような時間が始まった。(笑)

無事浅井雅子はこのテストに合格できるのか!!!!!!

続く!!!

 

heart浅井雅子はポルトガルのファドを歌っています。

次回ライブは12月2日の鎌倉ドルェファールニエンテさん

リスボンで生まれた郷愁のファド。ぜひ聞いてみませんか?

 

浅井雅子ファドHPはこちら↓

浅井雅子の公式website

ライブ日程はこちらでチェックしてくださいね。

 

 

 

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ポルトガル大衆音楽ファドを歌い、南国の熱いキューバダンスを踊る。ラテン界のチャレンジャーMACHAKOからの皆様への声とココロとカラダに役立つ情報をお届けしています!

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ABOUTこの記事をかいた人

asaimasako

MACHAKO(浅井雅子)です。ポルトガルの大衆音楽ファド(FADO)を歌っています。 行動力と溢れ出るパワーで生きています。フラメンコ・サンバ・サルサも大好きです。ギターとパーカッション命。好奇心いっぱいに生きてます。