20代でダンスの世界に入った私は、
最初から「ダンスの先生になろう」と思っていました。
最初のニューヨークで、見ず知らずの女性から
ブロードウェーのチケット売り場で、
「あなたはダンスを職業にできる人よ」と言われます。
私はそれを信じてまっすぐに頑張りました。
親とか友人は、まさか私がそうなると考えもしなかったはずで
「だって体かたいよね?」
「体つきもそんなだし」
というマイナスの面しかみません。
それはもちろんなのですが、
私は親よりも友人よりも見ず知らずのその女性(ジョイス)の
言葉を信じて、翌年もニューヨークに向かい、彼女と交流しながら、徐々にダンス講師への道を作っていきました。
できないという人よりも
できると思って接してくれる人と一緒にいただけですが
これが効果てきめんでした。
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20代のころ本当に素直に、そうやって行動したおかげで
キューバに行こうときめた30歳の時の自分は
自分がサルサの先生になれると信じて疑っていませんでした。
なので
初回のキューバで初めてならった女性の先生(すばらしい指導力のある人です)から
「あなたは耳がすごくいいので、先生になれるね」と言われて、
やっぱり!と思ったものです(笑)
今考えても、本当にそうなれると信じて疑ってなかったのです。
ポルトガルのファド歌手になろうと思った時もそうでした。
キューバに10回行ったマイルがたまっていたので、それを使って初めてのポルトガルに行ったのですが、
初日から「私は絶対にファドが歌える」と信じていました。
根拠のない自信です。
その予想通り、初回のリスボンで2週間毎日毎日多くの店で歌うきっかけを得て、今に至っています。
(河内音頭に関してはものすごい運命の流れがあるので、これはまた別の機会に話しますね。)
それくらい自分でできると信じられる力は多大です。
ものすごい効力があるのです。
逆にできないと思ったことはまず
絶対にできなかったですね。
例えばどんなことかというと、
「私一人では達成できない種類の物事」ですね。
こういう物事の場合、相手がいるので、相手に期待したり、
こうなってほしい、こうやってほしい、というエゴが生まれて
多くのことがうまくいかないのです。
今の私は、実はこのあたりの経験をもっと重ねてもっとスムーズに物事が進むようにしたいと思って、いろいろと心のことを学んでいます。(実はね)
そのほか、
ダンスでも歌でも私でもできないと思っていることがあるのです。
これは書きませんけど、本当に今までできていません。
ただ、それができないことで自分を責める種類のことではないし、教えるときにできなくても問題がない部分だからあえて手を出していないとも言えます。
このように
できると思えばできて
できないと思えばできない。
すごくシンプルに物事というのは動いているということなんです。
子どものように目を輝かせて、夢中になってやれば、
多くのことはできると私は思います。
それは今でもです。
私たちに足りていないのは、
子どものように疑わずにできると信じられる心が
減っていることです。
なので、
できるできない。よりも
その素直な心に注目するといいのでは?と最近の私は常に考えています。
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