マイナスとマイナスは+

愛を語ったり、伝えるには

自分が愛されていた経験がないのなら難しい。

これがもはやすべての結論のように思えているのだが

今思うと

「たった一つ例外がある」のに私は気が付いた。

 

それは、「ふたり」という小説

唐沢寿明さんが書いた、自伝である。

 

私はこれを本当によく読んだ。

何度も何度も。おそらく10回以上は。。。。

 

 

なぜこの物語が私の胸を打つのかといえば

愛されて育ってこなかった二人が運命のように出会って

「二人にしか作れない愛の形を育て上げている」からだ。

(ちなみにタイトルのふたりとは、

唐沢さんの本名の自分と役者の唐沢さんのことで、

山口さんとのことについての「ふたり」ではない。)

 

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それはとても独特で、おそらく不器用ゆえに何度もぶつかったことだろうと推測する。

どっちもどっちでリードもできず。

でも、少しずつ少しずつ作り上げていったんだろうと思うと

他人事なのに、どうにもこうにもあたたかくて涙が出てくるのだ。

山口さんが、自分のコンプレックスを相談するシーンがぐっとくる。

 

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マイナスとプラスだとマイナスが勝ってしまう。

簡単な数式。

わたしでもできる笑

多くの男女はこういう風にできているんだろうなと思う。

マイナスとプラスがぶつかって全部マイナスになって

何もなくなって、ゼロよりも下に行く。

 

残されるのは相手への不満。

 

だけどこの物語は、

マイナスとマイナスだとプラスになった愛の例かもしれない。

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もともと愛なんてわからないし、自分は何にも持っていないんだと

二人は知っている。

自分に自信がないし、失敗しか重ねてきていない。

でもなんとか役者という職業にはたどり着けて

栄光に向かって歩き出していくというバランスの危うさ。

その中で、お互いに似たもの同士であるがゆえに

惹かれあったマイナス軸同士が支えあって、やがて太いプラスになっていく。

 

神様にお願いするとしたら

同じ瞬間に死にたいと山口智子はどこかで語っていた。

 

この二人だけには

どうか、どうか

二人の形を最後まで全うしてほしいと心から願ってやまない私がいる。

 

そうであったなら私も何かをしっかりと

信じられる気がしているからだけど、、

でもこうやって

他人任せにしていてはいけないだろう(笑)

 

人間は、感謝と感動があれば

いつからでもどこからでも変われるはず。

それは思い込みさえも変えていく新しい力だと思う。

 

私も、マイナスだろうがプラスだろうが、そんなことは考えずに、ただチャレンジし続けようと思う。

 

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asaimasako

MACHAKO(浅井雅子)です。ポルトガルの大衆音楽ファド(FADO)を歌っています。 行動力と溢れ出るパワーで生きています。フラメンコ・サンバ・サルサも大好きです。ギターとパーカッション命。好奇心いっぱいに生きてます。