ファドの声ってどういう声?

2007年にファドに出会い、私はアマリアロドリゲスや、マリーザのCDから聞き始めました。

それは力強くて、ずうっと聞き続けるのは実はちょっと厳しい歌だと私は思って聞いていました。

 

好きだけど、長くは何曲もは、聞けない歌

というイメージですね。

 

それはアマリア自身もすごく悩んでいたそうですよ。

どの歌をうたっても似ているので3曲でお客様は満足してしまう、と。

 

彼女はそこでいろいろと考えたのでしょうね。

CDの歌録音とは違い、

映画の中や、自伝の中のアマリアはファド歌手でありながら

「ものすごいエンターティナーであった」ことがわかります。

だから世界に出ていけたのでしょう。

今もポルトガル人のファディスタで世界レベルの活躍の方をみても、

それはわかります。

みなさん、自分の個性とともに、なにかプラスアルファができる方ばかりですよね。

 

 

そして私も、ポルトガルに行ってみてわかります。

 

なるほど、力強く主張していく音楽で歌だからこそ、

ひとりの人をずっと聴き続けるというのはなかなか大変なことだなって。

そういう風に気づいたんです。

 

私は今、11年たってみて、

自分が好んで日々聞くファド歌手はほとんどが男性ファド歌手です。

 

理由は、声に落ち着きがあって

ずうっと聞いていられるからです。

なんといいますか、ファドを堪能するというイメージだと、

男性のファドのほうがあっていると私は思っています。

 

みなさん、アマリアロドリゲスは確かに素晴らしいけど、

20曲ずうっと集中し聞いていくことははたしてできますでしょうか?

 

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なので、

私は別の音楽からたくさんの知識や声色

発声方法を広く取り入れて学んでます。

 

なぜかというと

たった一人でこの日本で

2ステージ14曲のファドをやり続ける覚悟があるからです。

 

このような考え方をもって様々な音楽を勉強し歌っています。

 

でも、理由はそれだけではありません。

 

私が考えていることは

ファドはファド、しかし

日本でファドを広めたり、出演し続けるためには、

 

ファドだけをやっていたのでは

私は、ダメだと気が付いたからなのです。

じゃあ

私をよくするにはどうしたらいいのかと考えて決めた方法で

ファドを歌い、伝えていくことにしました。

自分がやりやすくないものは、続けられません。

 

 

この考えに行きついた今は

本当に自分を信じられ日々、楽しく歌うことができるようになったのですが、

 

最初の葛藤はとてもあり、

苦しい日々もありました。

しかしやめようと思ったことは一度もありません。

 

(続く)

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

asaimasako

MACHAKO(浅井雅子)です。ポルトガルの大衆音楽ファド(FADO)を歌っています。 行動力と溢れ出るパワーで生きています。フラメンコ・サンバ・サルサも大好きです。ギターとパーカッション命。好奇心いっぱいに生きてます。