失敗も含めた より多くの体験こそが、 人生で、ものをいう ~フラメンコ勉強会に行って~

明日から6度目のポルトガル。

準備に忙しい中、フラメンコの勉強会に行ってきました。

パセオフラメンコ企画 タブラオの現場

今日は「アレグリアス」という曲種をひも解いていく内容。

アレグリアスというのは、フラメンコの中でも

とっても明るい曲種で、しかも展開にさまざまな

仕掛けがあるため

日本人なら見て楽しめる度の非常に高いヌメロ(曲種)です。

 

眉をしかめてつらい顔で踊るフラメンコではなくて

「海街の粋」を「さっそうと華やかに踊る」ような感じです!!

 

本日の講師。徳永兄弟。

10代からスペインで修業を積んだ

若いお二人のレクチャーは

的確かつ丁寧で、面白かった!

 

一般人からしたらフラメンコは

赤いバラを口にくわえて

オレ!と掛け声をかけ

カスタネットで情熱的に踊る。

というイメージなのだろうが

現代のフラメンコはそんなステレオタイプで収まるものではないし。

多種多様化しており、

いったいどこから勉強したらいいのかわからない!!!

といった状態。

それでも今日のような勉強会があれば

現場の雰囲気がとても伝わり

かなり頭の中で理解度が深まるのは間違いない。

今日私が感じたことはたくさんあるのだけど

まず何と言っても

ギタリストという立場は

変化に敏感で

とっさの判断が効いて

踊り手を安心させねばならず

そこにある

「すべてを支えている」ものだ

 

ということ。

 

だから技術が素晴らしいのはもちろん大事なのだけど

人間力を鍛えてコミュニケーション能力を高めて

強く、しなやかな精神でなかったら

間違いなく務まらないのではと感じた。

ギターを上手に弾けることだけでは

フラメンコの場では、

「たったそれだけ?」できっと終わってしまうだろう。

失敗も含めたより多くの経験や体験。

それが弾き手のいでたちや立ち居振る舞い

言葉の端々に現れる。

うまいだけじゃそれは漂ってはこない。

若くても、とても人生を感じる話しぶりだった。

きっと現場でさまざまに経験したんだろうなと

この人たちに任せたら安全。安心。無事故。

だと感じさせる自信。

 

超絶テクニックもありながら説明力のある

解説を担当した弟さん。

そして弟さんの自由なトークを横で

温かく見守りつつ大事なツッコミを入れる

お兄さん。

 

なんとも絶妙タッグで

見て面白く

聞いて楽しく、全体的に言えば

アレグリアスが細かくわかった!

と感じられるいい内容だった。

フラメンコをやっていたら行き詰って

息詰まることが多い。

でもこういった開かれた勉強会があれば

そこにいる仲間と一体なって

同じ方向を探れる!

 

パセオフラメンコさんには

今後も楽しい企画を期待したく

帰りにアイデアを話してしまった♡

 

私はファド歌手ではあるが、

実は今、フラメンコと音頭に

ファドの共通点を見出している。

それは特にいうと

声の部分だ。

 

自分自身の探求にフラメンコは欠かせないものになってきている。

これからも地道に、そして楽しく

学んでいきたいなと思う。

みなさんも、

今自分がやっている音楽に行き詰ったとき。

別の音楽に触れてみるといいと思う。

ただライブに行くというんではなくて

今日みたいなこと。

つまり

「求めている人が集まってひとつのことを学ぶ場」がいいと思う。

そこには何かを得られる空気があるから。

 

そうやって別の音楽からもきっと

大きなヒントが得られるのは間違いないと

私は自分の経験から、言いたい。

 

私はそうしてファドにも影響のあることを学んでいる。

 

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ポルトガル大衆音楽ファドを歌い、南国の熱いキューバダンスを踊る。ラテン界のチャレンジャーMACHAKOからの皆様への声とココロとカラダに役立つ情報をお届けしています!

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ABOUTこの記事をかいた人

asaimasako

MACHAKO(浅井雅子)です。ポルトガルの大衆音楽ファド(FADO)を歌っています。 行動力と溢れ出るパワーで生きています。フラメンコ・サンバ・サルサも大好きです。ギターとパーカッション命。好奇心いっぱいに生きてます。