昔、そうですね。今から16年以上前ですが、私が初めてサルサバンドで歌い始めたころ、一人で練習をしていて一番行き詰った練習内容というのが、ロングトーンでした。
そんなに長く声をのばさないにしても、
どうも「常に息が足りない」。
最後のフレーズに余裕がない自分を、知っていたので
どうやったら息が続いて声が伸びていくのだろうと思って
相当に悩みました。
思えばあの頃は毎日歌について悩んでばかりの日々でした。
最近、ファドを色々と聞いていて、まずポルトガル人の歌で思うのが、同じ腹式呼吸だとしても、日本語の音圧よりもずうっと、
出力の強い言語であるポルトガル語の音圧を持っての発声方法って
やっぱりなんだかんだ「体を常に使って発声を自然に鍛えている」ということになるんだろうということです。
普通に話していても、口先だけで済んでしまう日本語よりも
やっぱり、のどの奥を鳴らしたり、唇を噛んだり、いろいろと
発音に種類のあるポルトガル語ですから、日本語よりも普段から言葉に体を使っているのですね。これはもう間違いがないのです。
私はファドを歌い始めて3年目くらいになって、本当に声量がぐんっと上がってきたのを自分で感じているのですが、おそらくそれはポルトガル語のおかげであろうと思っています。お腹が決まってきた感じがします。
それくらい、発音が大変だったということと同時に、体の隅々まで使ったことのない感覚を味わえる原語でした。
FやVの発音、Rの発音など、本当に日本にはありえないものがあり、そのたびに注意しながら発声もしないとならない。
けれど、その練習の成果は発音だけではなく、声量、音圧などに
絡んで成長を促したのです。
3年ファドを歌い続けて、声自体が枯れなくなったのも、本当に腹式呼吸で、さらに体全体での発声を意識し始めたからだと思います。
日本にいたら私はここまで、きっと到達しなかったことだけは
間違いありません。
実は日本のボイトレには、こういったからだを使って言語を使って、
声を引っ張り上げるような形がないのです。なぜなら基本はボーカルはマイクを使い、マイクを使わないのは合唱というような発声方法だからです。
ファドは基本マイクを使いません。
なので、本当に自分の声そのものが、そのまま聞こえる
ストレートな音楽。
だからストレートボイスが大事なのです。
頭声発声をしていれば声に負担がないのは事実でも、
その発声方法では、ファドが歌えません。
(形として歌えるけれど、「心に響く声」では決してありません)
そのような、頭声発声の歌手を見たことはあります。
でもまったく別のもの、ファドではない歌に聞こえてしまいます。
自分にとっては「それをつかめただけ」でも宝物だと思うのと同時に、ストレートボイスのみでは、最終的には、どこか表現できないものも見てきました。
説明するのは、文字では難しい。
けれど、一番大事なことは、
2曲でよいなら、そのままでいけますが、
10曲歌うなら、やっぱり声にいろいろな変化、色が必要であるということです。
そういうことを考え始めていたら、
一曲の中に、いろいろな節があり、セリフがある、
「河内音頭」に出会い、師匠から私の力強い声にいろいろな
変化をつけていただきました。
この歌い方も、私一人で日本にいても学べなかった歌唱方法です。たまたま師匠を引き寄せられて習えていますが、こんな流れを経験している人はいないと思うからです。
しかもファドのメロディの落ち方と河内音頭のそれは本当によく似ています(実際はファド以外の音楽ともかなりの共通点を感じていますが)
そこに気が付いてから、
私はそんなに頑張らなくても声というのはたくさんでるんだなあという考えに自然に変わっていきました。
そう、がんばらなくても出るようになっていく時期になったからです。
このように、10年以上かけていろいろな歌唱法に出会いながら
ああでもないこうでもないと、集中的に声に関して学べたことによって、
声の伸びがないなあという場合の、伸ばし方や、
コツをかなりつかみました。
聞いていて、本当に足りないなあ、もったいないなあ、
あんまり年月経っても変わらないなあ、という方がいます。
それはご本人が、そこに気が付いていないだけだ.
と思います。
人に言われて気が付くことでは、ちょっと遅くて、
癖になってしまっている場合もあるし、
直し方がわからなくなっていくので、(同じことを繰り返すことにより人間はその方向にしか歌えなくなる)
とっても難しいですね。
諦めている場合は、直すことは不可能です。
でも声の伸びを学ぶと、本当に歌うのが楽になりますし、
さまざまな楽曲に対していろいろな色合いを付けることができます。
歌がますます楽しくなってきます。
そして自然に頭声発声に移行したり、
裏声にできるようになり、
いかにも
「この音から裏声にしていますよ~~~」という
歌唱とは違う、自然にいろいろな声をミックスできるようになり
ます。
これが一番声にとって負担がなく
自分らしく表現する第一歩であると私は思っていて、
その底辺には「ストレートボイスが支えている」と考えるのです。
声の伸び、それは
ぷつっときれてしまうと、歌そのもの、曲そのものの
良さが失われる部分。
どんなに短い曲であっても、自在に声の出力をコントロールし
ちょうどいいところまでを伸ばして、終わらせる能力を
身に着けたほうが、どんな曲も自分らしく歌えていいですね。
何でも同じですが、余裕があるということが大事です。
余裕は、あることができるようになって
それを何度も成功しないと身に付きません。
なかなか一人で克服するのは大変です。
私も、ファドでは現地の素晴らしいファディスタのお見本を毎日聞き取り体感し。
日本では河内音頭の師匠についていたからこそ、ここまで学びとりました。
ひとりではできないことも、学ぶことによって自分の歌が劇的に変わるので、ぜひ指導を受けることをお勧めいたします。
たった一回の経験でも今までに感じたことのない感覚を新たに心に体に吹き込むことができるからです。
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